紙マニアがオススメする紙

紙が大好き!加工も大好き!

クラフト紙

1年前くらいまでは、ネット印刷でクラフト紙を扱うところは少なかったです。私の知る限りプリンパッ!だけでした。

www.prinpa.net

※クラフト紙だけの販売ならどこでもしていますが、クラフト紙印刷をしているところがなかったのです。

 

1年前、プリントネットでクラフト紙、白印刷、ができることを知り、そこから3回ほど使いました。白印刷は、CMYKのでは色は作れません。

 

そう特色になります。

 

なので割高です。印刷機が違ってくるからですね。

 

ところが・・・

今は、グラフィックも、プリントパックも、クラフト紙印刷を始めました!

やはり需要があるからなんですね。ちょっとオシャレなものを作りたいとなったら必ずクラフト紙印刷に行き着きます。

でも、メジャーになりすぎてしまうとそこらへんで見かけるようになり

珍しさもなくなり、逆に安っぽくなって行くかもという懸念もしています。

メジャーになると、プロだけでなく素人の人も使うようになるので

いまいちなデザインの媒体がたくさん増えてしまうからです。

なので、今のうちに楽しんでおこうと思います。

 

ただネックはまだ種類が少ないということ。

色味もですが、厚さも限られています。

激薄のクラフト紙とか使いたいんだけどな・・・

脂取り紙みたいになってしまうのかな?

友禅紙

友禅といえば、ほとんどの人が着物を思い浮かべます。

 

友禅とは布に模様を付ける技法。日本の代表的な染色法であり、型紙を用いて部分染めすることで知られています。一面に多くの色彩を用いる染色法はとても美しく、世界的にも有名。その緻密なデザインもまさに芸術です。細かい手作業が得意な日本人の誇りとする伝統工芸です。

 

この友禅の柄を紙に落としたのが友禅紙になります。折り紙でも見かけるので、小さい子供でも知っているかもしれません。

 

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参照 http://www.ozuwashi.co.jp/shopdetail/000000000324/

 

でも和柄という認識はあっても、それが「友禅紙」という認識はないのではないでしょうか。子供の時は、色数は多くてもなんとなく地味な配色が多くてあれは大人の柄、と思っていましたが、大人になるにつれて、この柄の繊細さ、配色に引かれていっています。

 

友禅紙に直接印刷することはないのですが(というかできない?)

ポストカードとかに貼ったりして使います。

 

切り貼りして使うとすごくオシャレになるので、これはオススメです!

 

http://shion.ocnk.net/product-list/2/

 

最上質紙

名刺やショップカードにオススメなのが「最上質紙」です。

 

以前紹介した「上質紙」ですが普通の上質紙は、コピー用紙のような紙です。

最上質紙は、それよりももっと高級感があるものになります。

斤量は180kg、220kgが、名刺やショップカードに最適です。

上品な手触りと見た目。

 

発色もまぁまぁいいです。上質紙のような色の沈み方をしません。

コートまでの艶やかさはないものの、上品な色を出してくれるのです。

 

あと名刺を印刷するときのポイントとしては「サイズ」です。

日本の名刺の規定サイズは55mm×91mmですが

それに対して、「欧米サイズ」は51 mm×89 mmになります。

少し長細い感じでシュッとしています。

 

デザイナーの方が好みそうな形ですね。

私は、名刺を作るときはこのサイズのものをよく使います。

 

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微妙な違いかもしれませんが

「サイズ」「形」は、仕上げを左右する重要なポイントなのです!!

 

 

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ちなみに印刷は、グラフィックをお勧めします。

 

オンデマンド印刷でも、綺麗に仕上がります。

 

 

ハグルマ封筒の工場見学

一度、ハグルマ封筒の工場見学に参加させてもらいました。

封筒が作られる過程や、型抜き、冊子作りの工程など興味深いものばかり。

お土産としてたくさんの種類の紙や加工品ももらうことができ、大満足でした。

 

ドイツ製の年季の入った印刷機をこよなく愛する社員の方々。

お土産のエコバックにもその印刷機のイラストが入っていました。

実際に見せてもらいましたが、機関車のような真っ黒のいかにも「ドイツ!」

という感じのかっこいい印刷機でした。

 

型抜きやろう引きの加工も実際に見るだけでなく

体験もさせてもらえました。

毎日こればかりするのは、大変だと思いますが

こういう体験としてする分にはとても楽しかったです。

 

見学会の司会、案内をして下ったのは、おそらく営業や事務方の人だったと思うのですが

社員の皆さん、全員愛想もよかったです。

さらに驚いたのは、工場の方もよくお話しされる愛想の良い方達ばかりでした。

普通、工場で働いている人って無口なイメージがあったのですが・・・

社員教育にも力を入れている会社さんなんだなということがよくわかり、

一層、ハグルマファンになって帰りました。

 

ただ工場というだけあって、場所はちょっと不便なところにありました。

駅からだいぶ離れています。

5キロくらいかな?

行きはバスで行ったのですが、帰りは歩いて帰ってしまいすごく後悔しました・・・

途中、何度もバスに乗ろうと思いましたが、

あと少しあと少し・・・と思っている間に駅につきました。

社員の皆さんはほとんど車通勤のようです。

見学会は良かったのですが、せめて送迎バスなど用意してもらえると

さらに良かったと思います。

ハグルマ封筒

特別感のあるDMを作りたいとき、ハグルマ封筒さんをよく使います。

 

www.haguruma.co.jp

紙もいいのですが加工も良いです。

ある程度作られたものがあるので、0から考える必要がありません。

素敵な作品例もたくさんあるので、そこから選ぶだけでOK。

色も素材も形も、センスを感じます。

その分、企画料も乗っているので割高感はありますが、

十分その効果はあると思います。

 

ウェディング用のブランドも立ち上げているので、オススメです。

 

www.winged-wheel.co.jp

 

下手に手作りをするより、ある程度企画してもらっているものの方が

失敗もなく、また結果的に割安です。

100部程度のDM、招待状であれば、

手作りにするとかえってお金がかかってしまうものなのです。

 

ハグルマ封筒の紙見本は、ずっと机に入れています。

そしてよく使います。

 

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私のお気に入りの紙は、

コットンパールミッドナイトブルー。

キラキラ感が素敵です。

 

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ただ一度、企業のDMとして使ったことがあるのですが、

いかにも「結婚の招待状」という感じになってしまいました。

キラキラの神は素敵ですが、実際に使うのはウェディングに限られるのかなと思います。

 

 

ここのメルマガを定期購読しているので、いつも見ているのですが

年1回くらいの頻度で工場見学もしています。

次回は、工場見学について書きたいと思います。

ミラーマルチFS

片面ツヤあり。

片面ケント紙。

 

今までツヤ加工はPP加工というもので対応していました。

 

でもPP加工したかのような紙があるのです!

もちろんPP加工までのツヤ感はありませんが十分です。

DMやハガキにちょうど良い紙です。

片面はケント紙か上質紙なので、

ペンでメッセージをかけたりします。両面ツヤツヤだともう何も書けないですもんね・・・

というわけで、ハガキでこのミラーマルチFSをよく使います。

PP加工は印刷とは別工程の加工になるので

金額も高くなるし、納期もかかります。

でもミラーマルチFSはもともとそういう紙なので

金額もそんなに高くないです。納期も他の紙と同じくらいです。

この紙で綺麗に仕上がるのは、またもやグラフィック!

https://www.graphic.jp/

 

 

アラベールスノーホワイト

パンフレットでよく使う紙です。

ヴァンヌーボとほとんど見た目・手触りは変わらないのにかなり割安なのです。

アラベールという紙が出てきた時点でヴァンヌーボは敗退するかと思ったのですが

意外と今もいろんなところで使われています。

何故なんだろう・・・何か大きく違う点があるのだろうか・・・?

とても不思議に思っています。

一昔前はヴァンヌーボは最高級の紙でした。

その流れがまだ続いているのでしょう。

しかし、本当にたくさんの種類の紙が出てきました。

それでも使うのは、一部です。

 

アラベールスノーホワイト

マットコート

コート

上質紙

 

この辺りです。

 

印刷はグラフィックが綺麗です。20%上乗せすると、さらに鮮やかな色にしてもらえます。

私たちプロはその違いに驚きなのですが、普通の人たちはほとんど気づきません・・・

自分たちの満足度が高くても気づかれないのってなんか悲しいです・・・

 

アラベールとヴァンヌーボもそんな感じだと思います。

上品で高級そうで、それでいて安い紙をお探しなら、アラベールをお勧めします!

そして印刷は、グラフィックをお勧めします!

https://www.graphic.jp/